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磁気探査とは

 磁気探査とは、第2次世界大戦に投下された爆弾や砲弾など地中に埋没している不発弾の有無を調査し、工事などをおこなう際に触発による爆発事故を防止するため事前に調査するものです。

調査方法としては、爆弾や砲弾は鉄で出来ているため、その鉄の持つ磁気を検知する磁気センサーを用いて調査をおこないます。​

不発弾

 水平探査

陸上水平探査とは、平坦地などにおいて平面的に探査を実施した後、解析を行い不発弾の有無、埋没位置の把握を行う方法で、探査計を人力で移動させ磁気異常を検知するものである。

磁気探査 水平探査1
磁気探査 水平探査2

 鉛直探査

鉛直探査とは、ボーリング孔を用いて鉛直方向に探査を実施した後、解析を行い不発弾の有無、埋没位置の把握を行う方法で、地下深い位置の不発弾を探査することを目的とする。

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海上探査

海上探査とは、センサーを乗せた木枠を海底より出来る限り1.0m以内に保持しながら探査を行う方法です。​

探査船の船位位置の確認方法は、予め航行ライン定めてそのライン上をGNSS測位システムを用いてリアルタイムで位置情報を取得しながら航行します。
木枠を海底1.0m以内に保持しながら航行するために、音響測深機にて海底と木枠の位置を測深し、電動ウインチを上下させながら調整します。

探査位置と測定記録との整合性を図るため、測量員が船位測定データ上でカット(開始時、終了時、測線上30m毎など)した瞬間に合図をし、磁気測定記録及び音響測深記録に マークを入れ、探査船の位置との関連づけをします。

磁気探査 海上探査1
磁気探査 海上探査2
磁気探査 海上探査3

潜水探査

検出された異常箇所を、GNSS測位システムを用いて設標(異常点位置にブイを設置)を行います。

その設置されたブイを中心に、潜水士船をアンカー等により固定し潜水士が、1.0m間隔に円を描くように行う円周方式潜水探査にて1点当たり15mまで潜水探査を行います。

磁気探査 潜水探査1
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確認探査

確認探査は、磁気探査により明らかとなった磁気異常点が不発弾等か他の鉄類かを判断するため、磁気異常点を掘削してその物を確認する発掘確認、撤去・回収作業及び磁気異常物が回収された後に磁気反応の有無を確認する作業を合わせて確認作業と呼ぶ。

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確認探査
潜水探査
海上探査
 鉛直探査
水平探査
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