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全方位磁気センサー

​全方位磁気センサー

(差動式磁気探査システム)

特許取得:平成24年12月28日 特許第5165808

 従来の両コイル型磁気傾度計(フラックスメーター)、フラックスゲート型一軸センサーに加え、新たに全方位磁気センサー(特許取得 H24 年 12 月 28 日)を導入しました。この全方位磁気センサーでは、 従来の一軸センサーでは不可能と言われた強磁性体( 矢板・H 鋼・パイル等 近傍での不発弾等の探査が可能になりました。
 ※但し 5 インチ砲弾以上の不発弾を想定し、 H 鋼等からの距離は 50 ㎝以上。

磁気探査 センサー

耐震調査等においてパイルの打ち込み状況も探査可能になりました。

護岸工事等、矢板・H 鋼周辺での探査も可能です。

既存構造物を取り壊した後の不発弾等の調査、あるいは既存構造物周辺での不発弾探査にも適しております。

 『磁気探査解析ソフト(仮称)』を開発し特殊探査(全方位磁気センサー・差動式磁気探査システム)で実施していた、記録のデジタル化が通常探査(水平探査・鉛直探査)でも可能になりました。記録をデジタルで取得できる事で、従来の解析業務が格段に早くなり作業効率化が見込めるとともに、記録紙が不要と なる事からコスト削減ができます。ソフトについては、極力簡素化していて誰でも使いやすい作りになっています。また、これまで懸念されていたデータの改ざんについては、二重のセキュリティーをかけて防止しています。

磁気探査 センサー2
磁気探査 センサー3
zenipo3.png

磁気探査解析ソフト

磁気探査に伴う膨大な記録のデジタル化で作業の軽減とコスト削減を実現

 沖縄県磁気探査協同組合は、磁気探査に伴う膨大な記録をデジタ ル化する「磁気探査解析ソフト」を開発し、特許出願を終えました。

 これは磁気探査業界においてもデジタル技術を活用し、生産性の向上やコスト削減、作業時間の短縮を目 指し DX(デジタルフォーメーション)を推進する目的で開発されたものです。

 同ソフトは、特殊探査(全方位磁気センサー・差動式磁気探査システム)で実施していた記録のデジタル 化を、通常探査(水平探査・鉛直探査)でも可能にするものです。

■アナログとデジタルの作業の比較

 従来のアナログ式の作業では、現場でペンレコー ダーを用いて記録紙に記録。その後、現場から会社に 戻って作業を開始して記録紙をまとめます。そして異 常が検出された記録を定規で測り、その数値を計算式 に打ち込んで磁気量、探査速度、埋没半径等を計り、その数値を記録紙に書き込むという作業が必要でした。それに対し、デジタル化すると、ペンレコーダーを 使わないため記録紙が不要となります。また取得した データは現場から会社にメールで送信できるので、会社にいる人員がすぐに作業に着手できます。
会社に送信しない場合でも、現場で取得したデータを瞬時に解 析できるので、空き時間を活用できます(データは記 録を取る時点でファイルにまとめられている)。データはパソコン上で解析できるので、定規で測ったり計 算式に打ち込む必要がない上、数値はそのまま表記さ れるので記録紙に書き込む必要もなくなります。  
 磁気探査解析ソフトを活用すれば、探査記録をデジ タルで取得できるため、前述のように従来の解析業務 にかかる時間が格段に短縮され、作業を大幅に効率化 することができます。また記録紙が不要となることからコスト削減にも貢献します。

磁気探査 解析ソフト
デジタル解析ソフト
VRS-GPS

VRS-GPS

(仮想基準点方式GPS)

 VRS-GPS(仮想基準点方式GPS)は、測量区域周辺の複数の電子基準点を用いて、測量位置に基準局があるのと同様に高精度のGPS測量を実現するものです。

 このため、基準局の設置を行うことなくRTK-GPSと同じ約2cm精度の測量を実現できます。
 陸上での基準点測量・海上作業や深浅測量の位置確定にも利用頂けます。

磁気探査 VRS
深浅測量

​深浅測量

●マルチビーム測探機

 従来の音響測深機(単素子)による深浅測量では、線状に断面を測るのみでしたが、マルチビーム測量では海底の状況を隙間なく面的にとらえ、海底の凹凸はもちろんの事、海底に沈んで いる物体までくっきりと確認できます。

 

 測定方法は、事前に井桁(縦、横方向へ航行)方法でパッチテストを行い、ロール・ピッチ(船の動揺によって生じる縦揺れ・横揺れ)などの補正値を確定します。測量船には動揺センサー及び方位センサー(デジタルコンパス)を搭載しており、両センサーにより、水深解析時に動揺補正を 行います。

 

 パッチテストの精度を確認後、事前観測をおこないます。その後、測量範囲内で1往復の精度確認測量をおこない、問題なければそのまま観測をおこないます。観測後、精度を確認し決められた精度が得られない場合は、艤装を修正し再度測量を行います

【使用例】

海洋土木工事の施工管理・航路浚渫状況調査・浚渫検査・津波等の各種シミュレーションの 資料作成・海底ケーブル敷設調査・ダムの堆積調査・沈没船の調査等。

東北大震災において、破壊された港湾土木施設の被害状況調査や、流された家・車等の発見に使用されました

磁気探査 マルチビーム
磁気探査 マルチビーム
地中レーダー

地中レーダー探査システム

 高度成長期以降多くの社会インフラが整備されましたが、今後急速に老朽化し、事故の発生が予見されます。このため、適切な点検・現状確認を行い、その結果に基づき的確な修繕を行い、社会インフラの長寿命化を進める必要があります。地中レーダー探査はこれを実行するために必要不可欠な技術です。

 地中レーダー探査とは、地上の送信アンテナから電磁波を地下に向けて連続発射し、性質の異なる境界面で反射・屈折・透過した電磁波を受信アンテナで連続受信し、そのデータを解析することで地下構造を探査する技術です。

 本システムは沖縄の琉球石灰岩の空洞調査に最適であると同時に、従来の地中レーダーと比べ、アンテナの種類が豊富で汎用性が有り、安価で各種調査が可能です。

(使用例)・港湾構造物・道路・公園・学校など公共施設の空洞調査
・滑走路・道路・構造物等の切断前の鉄筋・管の位置確認調査・上下水道等の漏水による空洞調査・遺跡などの埋蔵物調査

磁気探査 地中レーダー
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