沖縄県磁気探査協同組合
Magnetic Exploration Cooperative
沖縄県磁気探査協同組合
Magnetic Exploration Cooperative
沖縄県磁気探査協同組合
Magnetic Exploration Cooperative
両コイル型
両コイル型磁気傾度計(フラックスメーター型磁気傾度計)
本器は、コイルの近くで磁界を変化させると、コイルに電圧が生じて電流が流れ出す電磁誘導という現象を応用しており、誘導起電力を測定して磁気異常物を感知します。
構造的には、棒状の筒の両端に感度が同じコイルが配置されており、極性が逆(右巻きと左巻き)になった状態で接続されております。2つのコイルを逆に組み合わせることにより地球磁場が影響する起電圧は相殺され、これにより磁性体から発生する起電力を測定することが可能となります。軽量・機構が単純で手軽に扱うことができます。
ただし、電磁誘導の現象を利用しているため、磁力を計測するためにはコイルが常に移動していなければなりません。また、正確に磁束密度を検出するためには、センサーの移動速度が一定でなければなりません。
フラックスゲート
本器は、高透磁率材料でできた棒状のコアにそれぞれ逆向きの1次および2次コイルが巻かれており、1次コイルは電流を流してコアを磁化させる役割、2次コイルは磁気の変化を検出する役割があります。
1次コイルに交流の電流を流すとコアはプラスマイナス交互に磁化を繰り返し、2次コイルに両極の電圧が一定のタイミングで交互に出力されます。外部から磁界が加わるとこのタイミングがずれたり、乱れたりします。この出力電流の電圧変化をもとに磁界の強さを計測する仕組みとなっています。
両コイル型磁気傾度計は一定速度で動かさないと磁気異常を検知できないのに対し、フラックスゲート型磁力計は停止状態でも磁気異常を検知できます。
そのため、一定速度での移動が困難な斜面や起伏のある場所、海上探査で航行する場合などでも、フラックスゲート型磁力計であれば高精度の探査が行えます。
MB101型(フラックスゲート磁力計)
MAGSUS-FG1(フラックスゲート磁力計)
管制機→
三軸全方位センサー
特許取得:
特許第5165808号
平成24年12月28日
従来のセンサーでは、不発弾よりも大きな磁力を発する鋼矢板等が近くに埋まっている場合、一般的に周囲約5mは不発弾の磁力を解析することは不可能とされていました。
3軸型全方位磁気センサーは、これまで不可能だった鋼製構造物等、強磁性体近傍の磁気探査(特殊探査)を可能にした次世代の探査システムです。
この探査システムは当組合員が発案、開発を担当し、特許を取得した高品質センサーであり、本組合の最大の強みであります。
他のセンサーも参加して行われた公開実証実験において、当センサーは優秀な成績を収めております。また、実際に川幅の狭い安里川の現場(幅員8m)で、鋼矢板から50cmの距離にあった不発弾を発見するなど、数多くの実績を有しております。
3軸型全方位磁気センサーもフラックスゲート型磁力計です。